ポケモンと遊戯王とドイツとボクシング

ドイツでポケモンと遊戯王をやっている大学生です。見たこと感じたことを書きます。

ドイツにおける遊戯王の環境

 ベルリンで生活して五か月、遊戯王の大会にはちょくちょく参加し続けていた。その中で面白いなと思ったのは、いわゆる環境、つまりどんなデッキが大会で多く使われているかという分布が日本とはかなり違うのだ。

 

 一言で言うとドイツの環境は日本のそれより「やさしい」。今でもBFやテラナイト、彼岸を使っている人はたくさんいるし、先週の大会で十二獣を使っている人は一人もいなかった。こんな環境なので俺も、壊獣を軸としたデッキで楽しくデュエルができている。小さい子供もストラクを組み合わせたデッキで元気に参加している。日本の殺意にあふれた大会とは大違いなのだ。

 

 この違いはひとえに、カードの価格の違いから生まれたものだろう。そもそもドイツの遊戯王カード一パックの値段は4ユーロ弱、日本円にして約480円である。日本のパックとは3倍以上価格の開きがあるのだ。

 

 カードのレアリティも日本とドイツでは大きく違う。日本では往々にして、超強いカードが意外と手に入りやすかったりする。ドイツではそんなことはない。強いカードはもれなく手に入りにくい。その結果、いわゆる環境デッキを組むのにかかるお金が、それはもうべらぼうにかかる。今一番強いデッキを組もうとすると、恐らく最低でも500ユーロ以上、日本円で6万円以上かかる。こうなるともはや遊戯王ではない。札束での殴り合いである。

 

 こうしたことから、環境上位のデッキを組んでいる人は驚くほど少ない。そしてその結果、ファンデッキでも楽しく遊べる大会環境が出来上がっている。