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【ネタバレ感想】映画 プロメア 感想!!

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 先週、友人と映画「プロメア」を見に行ってきた。結論から言うと、本当に素晴らしい映画だったので、今回ここに感想を書こうと思う。視聴前に「俺今疲れてるから寝るかもしんないww」とか言ってた自分をぶん殴りたいぐらいにはいい映画だった。以下ではしっかりネタバレを含んだ感想を書くので、まだ見てない人は気を付けてね。というか、今すぐこのページから離れて映画のチケットを取って、一刻も早く観にいこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 というわけで、実際に感想を考えてみたはいいものの、これが結構難しい。というのは、感想として出てくる言葉が「凄かった…」、「関係性だ…」「カッコよかった」「面白かった…」「関係性だなあ」といったものしか出てこないので、しっかり体系だったそれをなかなか書けないのだ。というわけで、以下では思いついたことをつらつら書いていくよ。もちろん以下は個人的見解なので、何かあっても怒らないでね。

 

 ・挿入歌「覚醒」がカッコよすぎる
 
 アレね、リオが火山の中で覚醒するときから流れる歌ですね。この文章を見た人は全員アマゾンででも何でもいいから音源買って聞きましょう。めちゃくそカッコイイです。多分映画館じゃなければ普通に立ち上がって走りたくなるくらいの曲でした。多分プロメアがインドで上映されたら、ここは屈指のダンシングポイントになるんじゃないでしょうか。

 

 ・主人公が悩むシーンがほとんどなくて、話がスムーズに進む

 俺はトリガー作品はキルラキルしか見たことがないんだけど、キルラキルでは主人公が悩むシーンが結構あった。当然そういったシーンはその悩みを振り切って戦うシーンへの布石になるわけだけど、今回は2クールアニメではなくて映画。上映時間111分の間に全部のケリをつけなければならない。そんな事情もあって主人公のガロやリオが悩むシーンが今回ほとんどなく、話がポンポン進む進む。このテンポの良さは見ていて気持ちがよかった。実際、プロメアがもしアニメ版だったら、クレイが悪いことしてるって知った時点で結構ガロが悩みそうな気がするよね。

 

・主人公2人体制の話作りがうますぎねえかこの会社

 話の流れとして、強い二人が最初対立する→なんだかんだ痛み分け的になる→黒幕が出てくる→先の二人が力を合わせて戦う、っていう流れなんだろうけど、もうこの流れの魅せ方がバツグンにうまいよね。結構お約束の展開ではあると思うんだけど、この流れの中での絵作りだったりセリフ回しが本当にカッコいい。「リオデガロン」とか「ガロデリオン」とか、どんな人生を送ったらそういう発想になるんじゃ行って感じですね。

 

・俳優さんが声を入れてるキャラも特に違和感はナシ

 これに関しては正直、まったく違和感は覚えなかった。ガロ役の松山ケンイチさんも、リオ役の早乙女太一さんも、ふつうに自然に演技が出来てた気がする。見得を切るとことか、リオの覚醒シーンとか、普通にカッコよかったしね。クレイ役の堺雅人さんも、最初こそ半沢直樹のイメージが強すぎて、「このキャラ、こっちが油断してたら5億回収してきそうだなあ…。」とか思ってしまったが、後半はクレイのキャラやセリフが強すぎて、そんなことを考えている暇はなくなってしまった。むしろ今後は実写ドラマで堺雅人さんが出てきたら、「この人、気付いたらビル開墾してんだろうな…。」となってしまうに違いない。シリアスなドラマでそれは結構心配だ。


・スクリーンで見るアニメはやっぱりいいね!

 今回見た渋谷の劇場は、シアターの席数にしては画面が結構小さ目だったんだけど、それでも大迫力の映像をしっかり浴びることができた。音響もよくて、やっぱり映画館で見るアニメは最高だなあと強く感じました。もし俺が石油王になったら、映画館を借り切って好きなアニメを大スクリーンで見てみたい。まどマギの影の魔女との戦闘とか、ゾンビランドサガのライブとか、映画館で観たら大変なことになるやんね。多分俺映画レオンで映画館にいたときのレオンみたいになりますね。

 

キルラキルの声優さんが使われててすごいいい

 もう感動もんだすね。映画序盤は大分これでテンションが上がった気がする。あと、この声優さんが同じっていうのはファンサービスっていうのもあるけど、短い時間でこのキャラがどんなキャラかっていう大枠を説明するのにも役立ってた気がするね。さっきも書いた通り上映時間は限られてるわけで、一人一人のパーソナリティーを紹介している時間はなかなか作れない。そこで、いままでのトリガー作品で出てきたキャラと似たビジュアルのキャラを出して、同じ声優さんを当てれば、見てるほうは大体そのキャラがどんなキャラか理解できる。あとはそのキャラに一言ずつもらって、そこで赤字大文字で名前をバンッっと出せば、大体のキャラ紹介が出来てしまうのだ。かしこーい!

 

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 とりあえずの感想はこんなところかな。以下では関係性についての話になるので、気持ちが悪いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 ・大変なもん見せやがって!!どうしてくれるんだ!!顔が良すぎるだろ!!

リオとガロのあのシーンとか、暗闇の中でもわかるくらいに劇場の空気が変わったからね。息を飲むってこのことなのかみたいな。これが応援上映だったらどうなるのか、それを確かめるためだけに応援上映に行きたいまであるよね。まあチケット秒殺やったんやけど。

 あと、二人がマシンに乗ってるとことか、一緒に映ってるとことか、単純に「収まりがいい」ね。製作者側としても、ここで関係性をしますよ、ということを意図した絵作りをしているように感じられ、いい仕事だなあという感じがあるね。

とはいえ、いろいろと考えていくと、やっぱりガロは最終的にはアイナとくっついてほしい感がある。アイナも明らかにヒロインっぽいシーンがあったし、それが自然な気がするからね。そんで二人がくっついたときに、リオがどことなく寂しさを感じる、張り合いが無くなってしまうくらいの関係性がいいのかなと思いますね。それでマッドバーニッシュの二人にすごい心配されるみたいな。もちろんガロとアイナが付き合う前には、ガロとリオの関係に嫉妬するアイナの視点とかがあっても素晴らしいんじゃないでしょうか。二人には非常に安易に風邪の看病などをしてほしいですね。あと、俺は昔からしっかり者と元気な(ちょいバカな)キャラの組み合わせが好きなので、今回もいいなと思いました。いつもは元気なキャラの方が助けてもらってるのに、実はしっかり者の方ががっつり依存してるみたいなヤツね。いいですね。

 

 ・後日談を書いてください!お願いします!

 人類は皆作品の後日談が大好き、というのは不変の真理だと思います。英語で時制が現在形になるヤツ。是非今回は短くていいので後日談を出してほしい。実際、プロメアが無くなったあとのあの世界がどうなるのかは普通に気になるしね。30年頭を悩まされてた問題が解決して、プロメポリスがどう復興していくのかは普通に見たい。あと、リオを筆頭にバーニッシュの人々はその力から解放されて、その後普通の生活に溶け込んでいけるのか。それとも恨みを忘れずにバーニッシュ同士でまとまって住むのか、なども気になるところだ。

 元バーニッシュと人々と体制側の人々の関係という意味では、エリス(アイナのお姉ちゃんで科学者の人)が気になるね。絶対気に病んでそうだしね。意外とこういう人が元マッドバーニッシュのゲーラ(声が猿投山の荒っぽい人)とかと紆余曲折あっていい感じになったらいい感じかもしれません。バーニッシュ側はバーニッシュ側で、贖罪の意識はありそうだし、そういったところからどうにかならないでしょうか。

 


 これは完全に余談なんですが、キルラキル最終回(24話)のエンディングは本当に素晴らしかったね。最高って感じだよね。キルラキルには、最終回の後の世界を描いた25話(テレビ放映されず、BDに収録された)があるみたいです。これがなぜだかアマゾンプライムでは見ることが出来ません。24話までは見れるのに。これは完全にGAFAの陰謀ですね。